時代は女装の巨漢なのか

シーロン小薔薇クンとは話してましたが、美輪明宏は好きだけどマツコ・デラックスはなんか嫌いなボク。

しかしマツコ（３７歳）初めのころの毒というか牙がすっかり抜けてきましたね。

出てきたころはマイノリティの代弁者というポジションだったのに、今はそういう発言も少なくなってきました。

いや、言っているのかもしれないけど、どんどんTVに取り込まれている気がします。

『異物』であったはずなのに、視聴者に受け入れられ、食い荒らされている。

んで、食べつくしたら後は吐き出して次の異物を探す。


最近のメディア（＆大勢）はそんなコンビニエンスな異物探しばかりしていると感じます。

小沢一郎しかり、マツコもはるな愛も、海老蔵も、学校のいじめも。

多数派でいないことは許し難い『悪』のような扱い。

いつから日本はこんなにも排他的になってしまったんだろう。



他と違うことはなんてすばらしいことなんだろう。

違うからこそ得るものがある。感じることが出来ると思うんだけどな。


最近、平沼赳夫の『新国家論』という本を読みましたが、昔の日本（今みたいにアメリカに支配される前の）って、とてもオープンで、寛大な国だったとひしひし感じます。

かつてラフカディオ・ハーンは、日本人ほどよく笑う国民は見たことがないと言っていたそうですが、今はどうなっちゃってんだ！？

少なくとも自分はなにがあっても笑って生きていたいと思います。


でもマツコ、そのうち、いいとものレギュラーとかになっちゃうんでしょうね。