エンジェルをエンゼルと言っていた時代。
2010年 10月 30日
いやあ、寒い。けど悪くない。
突然ですが、87年。
と聞いてみなさんはナニを思いますか?
ボクはというと、やはりジャンプ黄金時代、マイケルジャクソンの『BAD』、光GENZIのファースト。
そしてこの映画、『エンゼル・ハート』です。
銀なら5枚集めたのもエンゼルですが、あれって、5枚集める前になくしちゃうんだよね。
そもそもチョコボールはキャラメルの方しか食べないし。
んで、本題のエンゼル・ハートという映画ですが、主演はすっかりエクスペンダブルズになっちゃったミッキー・ロークとロバート・デニーロ、あとフランソワ・オゾンの映画でおなじみのシャーロット・ランプリングも占い師役で出ています。
ストーリーはこんなん↓
1955年。私立探偵のハリー・エンゼルは、弁護士を介してルイ・サイファー(デ・ニーロ)という男から仕事の依頼を受ける。
その内容は、戦前に人気歌手であったジョニーという男を探してほしいというものであったが、ジョニーは戦争に従軍後、精神を病んで精神病院に収容されているはずであった。
そこで、病院に行ってカルテを見せてもらうが、そこには退院したとの記載が。そこでハリーはカルテに署名した医師を訪ねて行くが…。
ヴードゥー信仰の村で起こる様々な事件と殺人。
彼は真相に到達できるのか。ミステリー・サスペンスの潮流を変えた記念碑的作品。
ってな感じで、全体を包む不穏なムードと、やたらおどろおどろしい音楽、意味は無いけど、なんか気味悪い短いシーンの挿入など、映像表現も含め、傑作といえるでしょう。
特にしょぼい探偵役のミッキー・ロークは素晴らしい。
シワシワのジャケットとシャツを着て、皮肉を利かせた喋り方をするのは、同じ時代をテーマにしたハードボイルド小説『ロング・グッバイ』のフィリップ・マーロウとも共通するかもしれませんが、ロング・グッバイについてはまた改めて書きます。
映画に話を戻すと、
その後、物語はオカルト的な方向に行き、次第に追い詰められていく、ミッキー、そしてまさかの結末・・ってな感じで、スタイリッシュではあるけど清潔感は全くないという奇妙な映画に仕上がりました。
ミシシッピー・バーニングやミッドナイト・エクスプレスなど、社会派と言われてるアラン・パーカーが監督なだけに、『物語』を深く掘り下げるよりも『社会』を強く押し出した硬派な仕上がり。よって説明不足な部分も多く、人によっては『???』になっちゃうかもしれません。

独特の雰囲気もあってとにかくカッコイイ。劇中、女の人がみんな彼に好感触なのもわかります。
しかし、この映画、デビット・フィンチャーのセブンや、ユージュアル・サスペクツなんかに大きな影響を与えたんだろうな。
もっと言うと、この、悪魔と人間というテーマ。つまり人間は善なのか。悪魔とはなにか。という、最近ではクリストファー・ノーランが『バッドマン』で表現しようとしているテーマとも被ってて、非常に面白かったです。
ちなみに『あんぱんまん』も同じテーマだと思うけどそれもまたの機会に。
え~、
なにを言ってるのかよくわからない。
とにかく暗い映画が好き。
根が暗い。
探偵ものには目がない。
美しいときのミッキーロークが見たい。
ネコパンチ最高。
ってあなたはツタヤのサスペンスコーナーにゴーだ。
とりあえず雨降りの週末に観ても損はないと思います。
突然ですが、87年。
と聞いてみなさんはナニを思いますか?
ボクはというと、やはりジャンプ黄金時代、マイケルジャクソンの『BAD』、光GENZIのファースト。
そしてこの映画、『エンゼル・ハート』です。
銀なら5枚集めたのもエンゼルですが、あれって、5枚集める前になくしちゃうんだよね。
そもそもチョコボールはキャラメルの方しか食べないし。
んで、本題のエンゼル・ハートという映画ですが、主演はすっかりエクスペンダブルズになっちゃったミッキー・ロークとロバート・デニーロ、あとフランソワ・オゾンの映画でおなじみのシャーロット・ランプリングも占い師役で出ています。
ストーリーはこんなん↓
1955年。私立探偵のハリー・エンゼルは、弁護士を介してルイ・サイファー(デ・ニーロ)という男から仕事の依頼を受ける。
その内容は、戦前に人気歌手であったジョニーという男を探してほしいというものであったが、ジョニーは戦争に従軍後、精神を病んで精神病院に収容されているはずであった。
そこで、病院に行ってカルテを見せてもらうが、そこには退院したとの記載が。そこでハリーはカルテに署名した医師を訪ねて行くが…。
ヴードゥー信仰の村で起こる様々な事件と殺人。
彼は真相に到達できるのか。ミステリー・サスペンスの潮流を変えた記念碑的作品。
ってな感じで、全体を包む不穏なムードと、やたらおどろおどろしい音楽、意味は無いけど、なんか気味悪い短いシーンの挿入など、映像表現も含め、傑作といえるでしょう。
特にしょぼい探偵役のミッキー・ロークは素晴らしい。
シワシワのジャケットとシャツを着て、皮肉を利かせた喋り方をするのは、同じ時代をテーマにしたハードボイルド小説『ロング・グッバイ』のフィリップ・マーロウとも共通するかもしれませんが、ロング・グッバイについてはまた改めて書きます。
映画に話を戻すと、
その後、物語はオカルト的な方向に行き、次第に追い詰められていく、ミッキー、そしてまさかの結末・・ってな感じで、スタイリッシュではあるけど清潔感は全くないという奇妙な映画に仕上がりました。
ミシシッピー・バーニングやミッドナイト・エクスプレスなど、社会派と言われてるアラン・パーカーが監督なだけに、『物語』を深く掘り下げるよりも『社会』を強く押し出した硬派な仕上がり。よって説明不足な部分も多く、人によっては『???』になっちゃうかもしれません。

独特の雰囲気もあってとにかくカッコイイ。劇中、女の人がみんな彼に好感触なのもわかります。
しかし、この映画、デビット・フィンチャーのセブンや、ユージュアル・サスペクツなんかに大きな影響を与えたんだろうな。
もっと言うと、この、悪魔と人間というテーマ。つまり人間は善なのか。悪魔とはなにか。という、最近ではクリストファー・ノーランが『バッドマン』で表現しようとしているテーマとも被ってて、非常に面白かったです。
ちなみに『あんぱんまん』も同じテーマだと思うけどそれもまたの機会に。
え~、
なにを言ってるのかよくわからない。
とにかく暗い映画が好き。
根が暗い。
探偵ものには目がない。
美しいときのミッキーロークが見たい。
ネコパンチ最高。
ってあなたはツタヤのサスペンスコーナーにゴーだ。
とりあえず雨降りの週末に観ても損はないと思います。
by akatycoon03
| 2010-10-30 23:38
| こんな映画を観た